糖尿病は罹患率が高い!知っておきたい糖尿病内科の基礎知識
糖尿病内科と一般内科の違い
糖尿病内科は糖尿病関連の治療を行う専門ですが、一般内科は糖尿病以外にも多くの治療を行うことができる科目です。一般内科でも糖尿病の治療を行うことができますが、糖尿病内科の方がより専門的な治療を行っている傾向にあります。
一般内科よりも糖尿病内科の方が必ず優れているというわけではありません。一般内科でも糖尿病内科に負けずとも劣らない検査機器や医療技術を兼ね備えていることもあります。しかし、糖尿病の疑いがある場合は専門的な治療を行なってもらえる糖尿病内科を受診する方が無難でしょう。
糖尿病の検査と診断方法
糖尿病の検査方法は、まずどのくらい血糖値が高くなっているのかを調べます。
最初に血液検査を行い、過去1ヶ月~2ヶ月間の血糖値状態を反映する役割を持つHbA1cの値を調べ、インスリンの分泌能力や抗体の有無もチェックされます。そして糖尿病の確定診断を行う方法として、経口ブドウ糖不可試験を行う方法もあります。これは早朝の空腹時に一定量の糖分が含まれたものを飲み、飲んだ前後の血糖値の変化を調べるのが目的です。空腹時の血糖値が高く、飲んだ後に血糖値が下がりにくい場合は糖尿病だと診断されるでしょう。
生活習慣や栄養指導も行う
糖尿病を発症する原因の多くは生活習慣や食生活の乱れにあるため、根本的な生活習慣や栄養バランスから見直さなければ治療できません。
糖尿病内科や一般内科では生活習慣を見直すための提案や普段の食事の栄養バランスを考えた栄養指導を行います。基本的に1ヶ月~2ヶ月ほど治療を続けた後、症状が回復しつつあるようであればそのまま食事療法や運動療法を続けますが、そんなに血糖値が変化していなければ薬物療法などに切り替えていきます。